今回の新型コロナウイルスの感染拡大期には外出が大幅に制限されました。
勤務先への外出も制限され在宅勤務が推奨されたことから、自宅でのテレワークを実施された方も多いと思います。そして新聞やテレビのニュースなど、様々なところでその有効性や問題点などが取り上げられました。このニュースもその一つです。

テレワークによる生活圏の自由化

今回、強引な形でテレワークが導入され、実際にやってみると案外出来てしまったという話はよく聞きます。テレワークを行うことで会社への出勤というものがなくなりました(全てなくなるわけではないのでしょうが。)。そうすると、今までの生活圏が勤務場所に縛られるという問題から解放されます。通勤時間や満員電車の問題だったり、住宅地価の問題だったり、様々な問題が解決されます。
特に通勤時間の問題は、それが解決されることで家族との時間が増えるという二次的な効果もあります。このニュースでは、そのような考えを持った方達が実際に地方移住を考えているという内容です。

人の生きている時間は、普通の人であれば、働いている時間と生活している時間がほとんどです。この時間が豊かになれば、生きている時間が豊かになるということではないでしょうか。
自分が気持ちいいと感じる場所で、家族と触れあう時間も多く過ごす。こんな素敵な生き方が出来たら本当に素晴らしいと思います。
今回のテレワークの導入では、それが実現する可能性が見えてきました。今すぐにというのは難しいかもしれませんが、テレワークが仕事の現場に自然な形で存在するようになれば、その実現も遠いものではないかもしれません。

地方に住む人が都会で働くという選択

ただ、全ての仕事が全てテレワークで行えるかというと現実的には難しいでしょう。自分の場合、仕事人として部下を育てる業務や外部内部の部署と連携して協議を進めるような業務はテレワークでは難しいと感じました。このほかにも向かない業務は数多くあるでしょう。
テレワークに向く業務、向かない業務。向く業務であれば、地方に移住し今の仕事を続けるという新たな選択肢が生まれます。
また、テレワークは地方移住だけではなく、地方に住む人が都会の会社で働くことが出来るという可能性にも繋がります。住む場所にとらわれなく、優秀な人を日本全国から採用することが出来るのは企業にとっても大きなメリットなのではないでしょうか。
こういった動き方の可能性が分かったことは、今回のコロナの騒動の中で一つの収穫なのかもしれません。

ただ、テレワークが増えるとオフィス街周辺の飲食店は、仕事帰りにちょっと一杯のお客さんが少なくなってしまい、それはそれでまた違った問題が出ますね笑。そういったことも含めて、アフターコロナの世の中は、色々と変わっていくのかもしれません。人々が幸せな未来になるような変化であることを期待したいです。

くらすちば – kurasuchiba

くらすちばは、結婚し、家庭を持ち、子育てをする、この一昔前は当たり前とされていたことが、小さいけれども最大の幸せであると考えています。今の世の中は、幸せの形も様々ですが、こういった幸せの形もいいものですよって、伝えていく活動をしています。余計なお世話ですが、多くの人がそうした幸せを手にすることが出来る世の中を作っていきたいと考えています。