厚生労働省が2019年の人口動態統計月報年計(概数)を発表しました。
ニュースを見たという方もいらっしゃると思いますが、出生数は前年(2018年)より5万人少ない86万人で、1899年の調査開始以来過去最少となりました。

着実な右肩下がり

厚生労働省の資料の中から「出生数の年次推移」の資料をチェックしてみました。
数字の羅列では分かりにくいので、グラフを作りました。
下がってますね。着実に。直近の4年間の数字が確認出来るのですが、下降の度合いが年々大きくなっているところが気になります。

NPO法人 しごと自由社 作成

出産年齢別の資料では、昭和60年では、出産年齢が20歳から34歳までの出生数の割合がほとんどでしたが、平成28年の時点では35歳から39歳までの割合が増えています。その代わりに20歳から24歳までの割合がかなり減っています。昭和60年と現在では、女性の出産年齢が5歳ほど後ろにずれている印象です。

NPO法人 しごと自由社 作成

出生順位別の資料では、第3子以上を出産した人の数はそれほど変動はありませんが、やはり第1子を出産する人の数が減っています。子供を産む人の数が減っているのでしょうが、そもそも結婚する人の数も減っているので子供は生まれません。結婚をしない、子供を作らない、こういった人達の意識調査が必要です。その考え方に原因があるのであれば、その対策を検討しなければいけません。

くらすちば – kurasuchiba

くらすちばは、結婚し、家庭を持ち、子育てをする、この一昔前は当たり前とされていたことが、小さいけれども最大の幸せであると考えています。今の世の中は、幸せの形も様々ですが、こういった幸せの形もいいものですよって、伝えていく活動をしています。余計なお世話ですが、多くの人がそうした幸せを手にすることが出来る世の中を作っていきたいと考えています。